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【海外インテリアブランド解説_第5回】スウェーデンの老舗椅子ブランド“Stolab”

このカテゴリーでは、
海外インテリアブランドについて、わかりやすく端的にまとめ、
独自目線で、ブランドの特徴や魅力を語っています。

第5回目のブランドは、
スウェーデンの老舗椅子ブランド「Stolab(ストラブ)」についてです。

Stolab早わかり帳

 Stolab(ストラブ)

  • スウェーデンの老舗椅子ブランド
  • 設立年:1907年
  • 設立者:Johan Carlsson / OscarAndré
  • 特徴:こだわり抜いた無垢材
  • 日本正規輸入店:
  • 主なデザイナー:
    • Carl Malmsten(カール・マルムステン)
    • YngveEkström(イングヴィ・エクストローム)
    • Jonas Lindvall
  • 主な有名作品:
    • Lilla Ålandチェアー(リッラ・オーランド)
    • Arkaチェアー
    • Miss Holly chair 

  ︎Stolab公式サイト(スウェーデンサイトのみです)

Stolabについて

Stolabは、1907年、スウェーデン南部に位置するSmålandsstenar(スモーランドステナル)に、Johan CarlssonとOscarAndréが立ち上げたブランドです。

設立当初は、「Stolfabriksaktiebolaget」という名前で、ウィンザースタイルの椅子を作っておりました。

1942年に、スウェーデン家具の父と言われる、 Carl Malmsten(カール・マルムステン)とコラボをはじめ、彼の代表作でもある、Lilla Åland(リッラ・オーランドチェアー)の製造をはじめます。

Lilla Åland(リッラ・オーランドチェアー)

この作品はとても有名で、
一度は皆さんも見たことがあるのではないかと思います。

その後1955年から、スウェーデンの有名家具デザイナーYngveEkström(イングヴィ・エクストローム)とコラボをはじめ、
Arkaチェアー、Pinnockioチェアー、Palleスツール、Björkaテーブルなどの著名な作品を発表します。

Arkaチェアー

Palleスツール

そして、1981年に現在のStolab名前を変えています。

Stolabは現在も設立当初の「Smålandsstenar」に拠点をおき、
北欧の有名デザインーたちとコラボを続け、
様々な作品を発表し続ける老舗スウェーデンブランドです。

Stolabの特徴・魅力

Stolabの製品は特徴は、こだわり抜いた無垢材で作られるウィンザースタイル調のデザインかと思います。

設立当初からウェンザースタイルの椅子を製造しており、現代でも愛されるクラシックなスタイルが目立ちます。

中でも有名なのは、カール・マルムステンがデザインしたリッラ・オーランドチェアーかと思います。

リッラ・オーランドチェアー

50年以上までにデザインされた椅子ですが、現代でも長く愛される椅子です。

そして、Stolabは無垢材に強いこだわりをもっており、アッシュ(タモ)、バーチ(カバ)、オーク(ブナ)の3種を使い分け使用してます。

それぞれ、アッシュは100年、バーチは60年、オークに至っては120年以上成長した木を使用しているそうです!

「一過性のものではなく、長く使え、愛されるものを製造する。」
そんな思いが強く感じられる製品ばかりです。

それがStolabの魅力に繋がっているのかと思います。

まとめ

スウェーデンの公式サイトをみると、日本の販売店に以下2社が記載されていました。

クラシックスタイルで、日本人が好むデザインスタイルのものが多く、
日本のインテリアにマッチするデザインかと思います。

2011年、家具インテリアデザイナーのJonas Lindvall がデザインしたMiss Holly chair (ミスホーリーチェア)も、
ウィンザースタイル調のデザインで、空間を邪魔しないデザインが魅力的です。

 

MissHollyチェアー

100年以上続く老舗の北欧ブランド、個人的にはとても気に入っているブランドです。