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【海外インテリアブランド解説_第3回】イタリア有名ブランド”Kartell” (カルテル)

このカテゴリーでは、
海外インテリアブランドについて、わかりやすく端的にまとめ、
独自目線で、ブランドの特徴や魅力を語っています。

第3回目は、イタリアのブランド、プラスチック家具のパイオニア「Kartell(カルテル)」についてです。

Kartell早わかり帳

 Kartell(カルテル)

  • イタリアミラノ発のインテリアブランド
  • 設立年:1949年
  • 設立者:ジュリオカステッリ
  • 特徴:確信的なプラスチック家具
  • 日本正規輸入店:トーヨーキッチンスタイル(moooiと同じ)
  • 主なデザイナー:
    • Philippe Starck(フィリップ・スタルク)
    • Ferruccio Laviani(フェルーチョ・ラヴィアーニ)
    • 吉岡 徳仁
  • 主な有名作品:

︎Kartellショールーム
︎Kartell公式サイト
︎Kartell -Japan公式サイト

カルテル簡単歴史 

1949年、化学者であったジュリオカステッリがミラノに設立しました。

ジュリオは製品に使用される主な材料としてプラスチックを導入し、
当初はカーアクセサリーと国産製品を製造しておりました。

その後、1958年に照明器具、そして1963年に家具を製造を始め、
プラスチック家具をインテリア業界に広めていきました。

そして1972年、カルテルはニューヨークのMOMAに招待され、
世界のインテリアブランドとして確固たる地位を確立します。

1988年、息子のクラウディオ・ルティがカルテルを引き継ぎ、
フィリップスタルクやロンアラドなどの有名な国際的デザイナーとのコラボレーションを積極的に開始します。

そして1999年、カルテルは世界で初めて、
家具製品の製造にポリカーボネートを使用することに成功しました。

さらに同年、会社の創立50周年を記念して、
ルティはカルテル博物館をミラノ近郊に設立しました。

その後も、様々な有名デザイナーとコラボし、
常にクリエイティブな作品を発表しつづけ、
さまざまな名誉ある賞を受賞していきます。

現在も常にトップを走り続ける、
誰もが認めるイタリアを代表するインテリアブランドです。

カルテルの特徴 

何と言っても、「革命的なプラスチックインテリア製品」の一言に尽きると思います。

ガラスのような透明性を持ち、耐久性、防水性も兼ね揃え、
屋内だけでなく屋外でも使えるカルテルの製品。

▲ルイゴーストチェア

デザインはもちろんのことも、機能性にも優れ、
カルテルの代表的なチェアー「マスターズ」など、軽くてスタッキングができる椅子など多くあります。

▲マスターズチェア

 

そのため、家庭だけでなくオフィスやレストランなどの商業施設でもよく利用されています。

プラスチックと聞くと、私たちは安価なイメージを浮かべやすいですが、
全くそんなことはなく、座り心地もよく、
透明度の高い家具が、空間を広く見せる効果もあります。

カルテルの店舗

日本ではトーヨーキッチンスタイルさんが正規代理店で、
全国で7箇所、カルテルのショールームを運営しております。

  1. 東京
  2. 大阪
  3. 名古屋
  4. 広島
  5. 金沢
  6. 高松
  7. 岡山

事前に予約をしていくと、担当の方が丁寧に製品を説明してくれるのでオススメです。

まとめ

プラスチック家具のパイオニア「カルテル」。

他のブランドにはない、ガラスのような透明感あふれる家具は、
一目でカルテルとわかる個性を放ちます。

屋外にも使える家具なので、場所を選ばず使用でき、幅広い活躍をしてくれるブランドです。